開園の精神

 木川幼稚園は、浄土真宗本願寺派・専宗寺の第14代住職・山本一雄が、戦後荒廃した世の中で、未来を担っていくお子さん達の教育に力を注いでいきたいと、昭和24年4月より「東十三幼稚園」としてこの地に開園し、その後「木川幼稚園」に改名し、長年地域に根差した幼稚園として、地元地域のお子様の教育を行ってきました。
 今では、親子3代が木川幼稚園に通って頂ける程、地域の皆様に愛され、温かく見守って頂き、この地でずっと幼稚園を続けてこれた事を、大変有り難く感謝しております。有り難うございます。
  仏教精神に基づき、心を育てる保育、両親を敬い感謝し、ご先祖様のお陰で、今ある『いのち』に気づかせ、命の尊さ、大切さを教え、皆さんのお陰により、私が育てられている事を知る保育を行っていきます。

心の教育

 お寺の幼稚園ですので、『心の教育』に力を入れています。小さい頃から、心の根を育てていく事が大切です。木川幼稚園では、毎月の宗育目標のテーマに添って、「命を大切にする心」や「感謝する心」「強くのびる心」など、お子さんにわかりやすく話し『心を育てる教育』に力を入れています。木川幼稚園の園児は、3歳でもきちんと正座をして話を聞く事を経験していきます。(宗教色が濃いわけではなく、心を育てる話を聞く機会が多いと理解して頂ければ幸いです)
 また、運動会や発表会などの行事ごとに、ただ演目を練習するだけでなく、 『心の育ち』を1番の目標とする保育を行っています。常に、お子さん方に、心の話をし、大事な幼児期に、しっかりと心に蓄積されていくような教育をしています。

知能を伸ばす教育

 

 木川幼稚園独自の保育カリキュラムを研究し、全学年が段階を経て、成長出来るように3歳、4歳、5歳の保育目標の達成と、次の学年に向けての引き継ぎをしっかりとし、木川幼稚園全学年において、指導の統一をしています。
 ですから、どの担任に当たっても、同様の指導法(木川幼稚園独自で考えた指導法です)で、次の学年に引き継いでいきます。
 担任によって指導法が違うと、お子さんも迷いますが、木川幼稚園では、同様の指導法で次の担任に引き継いでいきますので、段階を経て保育のレベルを有効に上げていけます。
 知能遊び教材、フラッシュカード、プリント教材(ことば、かず)、ドイツ教育機器チューター指導など、各学年で段階を経て、知能を伸ばす教育を行っています。
 職員育成にも力を入れており、特に新任の先生には、木川幼稚園の指導法をマスター出来るように、丁寧に時間をかけて、指導を行っています。

文字指導・絵日記指導

木川幼稚園では、各学年で文字指導を行っていますから、年少組から入園されると3年間同様の方法で、文字指導を受けます。
 ですから、御家庭で指導して頂かなくても、小学校入学までに、ほとんどのお子さんが、読み書きできるようになります。これは、保護者の方々からも、とても喜んで頂いております。
 また、年少組から絵日記指導(強制ではありません)を行っていますから、文章の組み立ても上手になり、年長組になると長い文章も自分で考えて書けるようになります。

本の好きな子どもに育てます

木川幼稚園では、 本に親しむ機会がたくさんあります。 毎日の教材絵本読み、 絵本や紙芝居の読み聞かせ、 本の暗唱、 毎週の図書貸し出しなど、 園生活の中で多くの本と出会いますから、 幼稚園生活で、 本好きな子どもに育ちます。
 毎週の図書貸し出しでは、年少組は、 担任の選んだ本から選びますが、 年中組の後半からは、 図書室で多くの本から自分で本を選ぶという経験もします。 御家庭で本を購入されると、 費用もかさみますが、幼稚園生活でかなり多くの本に出会います。

石井式漢字教育の導入

 

 木川幼稚園では、石井式漢字教育を長年行っています。
 漢字の絵本教材を使って、毎月色々なお話を読んだり、毎日の保育の中でフラッシュカードで、漢字を覚えたり、幼児だからと、ひらがなではなく、保育室では常に漢字とひらがなを併用して使用しています。幼稚園生活の中で自然と漢字に親しむ教育を行ってます。
 誕生会 発表のカード製作も、 漢字を使用しています。

専門講師を招いての指導

   

幼稚園の向かい園舎には、音楽・体育・造形活動専門に使用するホールがあり、広い場所で、伸び伸びと体験します。体操は、毎週1回専門講師による指導の他、学年合同で、跳び箱や鉄棒の指導を行っていますので、週2、3回は体操指導を行っています。体育室には、跳び箱、鉄棒、ボール、フープ、マット、平均台、トランポリンなどの体育用具が充実しています。年長組になると、鉄棒で連続回りが出来たり、8段の跳び箱が跳び越せるぐらいまで上達します。夏には、体育広場(人工芝)に、大型プールを設置し、毎日水遊びをします。

 また、造形活動では、男女の先生が月に1回ずっ(計2回)それぞれ違う指導を行い、工作や絵画、大きな作品など、毎回、違うテーマ・違う素材で、色々な材料を思いきり使い、自由に自分達で創意工夫をして、造形活動に集中する時間があります。

令和元年度からは、外国人講師による英語教育も開始しました。外国人講師だけではなく、日本人講師も一緒に指導していますので、より中身の濃い指導になっております。

 音楽は、園長が音楽が大好きなので、鼓笛隊の指導や、本格的な楽器(ティンパニー、マリンバ、コンガ、ボンゴ、ティンパレスなど、その他多数の楽器)を使って、演奏する経験もします。
 毎日の保育の中でも、歌はたくさん歌い、幼稚園の中はいつも音楽で溢れています。鍵盤ハーモニカ指導にも力を入れており、年少組から階名(ドレミ)を覚え鍵盤楽器を演奏します。
 年長組は、1年間で7曲ものレパートリーを持ち、色々な曲に挑戦します(例えば、「マイ・ウエイ」や「見上げてごらん夜の星を」ぐらいのレベルの曲も 弾けるようになります)毎日のリズム指導も、年少組から行っていますので(毎日10分程度です)年長組の鼓笛隊は、短時間で指導でき、運動会には、5曲程演奏して、鼓笛パレードを行います。(運動会、発表会では、鼓隊制服を着て、パレードや演技・演奏を行います。)

 

プログラミング教育

令和2年度からプログラミング教育を開始しました。(年長組)

2020年より小学校でプログラミング教育が必須化され、児童に「コンピューターに意図した処理を行うよう、指示することができるということ」を体験させながら、知識及び技能、思考力、判断力、表現力等を養うことをねらいとすると発表されました。

プログラミングを行う上で、論理的思考力や問題解決力が身につくのはもちろんのこと、デジタルデータだからこそ、すぐに修正や改善をすることが出来るため試行錯誤する力がつき、自分で考えたことを形にする経験を積むことができます。

木川幼稚園では、1人1台ずつタブレット端末を与え、毎回講師が2~3人付き、個別指導をしながら、楽しい雰囲気で指導を行っていきます。

小学校へ行くまでに、タブレットの操作がスムーズに行えるようになります。

発表力を育てる教育

木川幼稚園では、毎月の誕生会で、全クラスが毎回出し物発表を行い、毎月の積み重ねで、大勢の前でも自信を持って、発表出来るお子さんを育てています。小学校へ行かれても、発表の場で活躍している卒園児さんが大勢おられて、嬉しく思っています。
 出し物は、担任と園児さん達で考え、カード発表や、合奏、遊戯、大型紙芝居やペープサート発表、パネルシアターや劇、ミュージカルなど、様々な内容で、毎月全クラスが発表を行っています。自分達で製作した物を使って、発表する事も多く経験していきます。

 

クラス編成

  • 年少組は、入園申し込み順に、2クラスに分けます。希望者は、仲の良いお友達が、一緒のクラスになれるよう配慮しています(グループくじ制度あり)
  • 年中組は、年少組のクラスをそのまま上にあげ(担任は変わります)、新入児と進級児の混合クラスを2クラス作ります。
  • 年長組は、小学校の学校選択制(淀川区は、選択制です)で、同じ小学校へ行くお友達と一緒のクラスになりますので、スムーズに小学校へ移行出来ます。

完全給食制

 月、火曜日は、牛乳と、近くのパン屋さんから焼き立てのパンが届き、給食センターからは、専属の栄養士さんの献立で、おかずのお弁当が届きます。
 木、金曜日は、配膳給食で、カレーライスや、シチュー、 ハヤシライスや、丼物など温かい給食が届きます。月に1回、オーガニック給食も取り人れています。
 保護者の方に、お弁当を作って頂くのは、遠足(年3回)の時だけですので、働いておられる方々にも喜ばれています。

毎週 「週だより」を発行

 小さいお子さんは、幼稚園の事を家で話さない人も多いですので、園生活の様子がわかるように、毎週末に『週だより』を発行し、保育内容や、各クラスの様子を保護者の皆様にお伝えしています。
 また「ないおん」「仏の子」「はぐくみ」などの保護者向けの冊子を毎月無料配布し、お子さんと一緒に、保護者の皆様も共に育って頂こうと、続けています。

徒歩通園

木川幼稚園では、バス通園を行っておりません。小さい頃から歩く事で、足腰を鍛え、小学校へ入学するまでに、丈夫な身体作りをします。
 また、歩く事により、交通ルールも身につき、自分の身を守る事も経験していきます。季節の移り変わりも肌で感じながら、暑さ、寒さに耐えていける身体を作っていきます。
 歩いて行く幼稚園に通わせたいと、遠方からあえて、木川幼稚園を選んで下さる方もおられます。

楽しいPTA活動

 木川幼稚園では、男女8 0名程のPTA委員様がおられ、幼稚園の行事を盛り上げて下さっています。行事は、土日が多いので、参加しやすく、お仕事優先で、参加出来る行事だけ手伝って下さっています。委員の優先待遇もあり(例えば行事の時に座席が優先的に取れるなど)、自主的に委員活動に参加して下さっています。(強制はしておりません。委員活動への参加は、各自で決めて頂きます)
 淀川河川敷で、PTAバーベキュー大会(毎年2 0 0名程参加)などもあり、楽しく仲良くPTA活動を行っています。男性が多いのも木川幼稚園の特色で、委員の半数が男性で、バザーや盆踊りなどの行事も盛り上げて下さっています。
 上下関係がなく、皆楽しんで参加して下さっています。入園されたら、ぜひお仲間に入って、園生活を楽しんで下さい。

 

充実した課外教室

体操、英語、ピアノ、リトミック教室を開設しています。希望者は、降園後、続きで参加できます。(費用別) 預かり保育のお子さんは、お母様が来られなくても、教室の先生が迎えに来て下さいます。

小学校に通う前に、椅子に座る習慣付けをします。

 小学校に入ってから、いきなり長時間、椅子に座って勉強するのも、慣れるまで時間がかかります。木川幼稚園では、机や椅子を用いて、保育室では担任の方を向き、活動に集中できるような保育を行っています。入学までに、椅子に座る習慣を付ける事により、小学校でも授業に集中して、勉強がスムーズに開始出来ます。
 また、保育室だけではなく、常に広いホールを使い、のびのびと活動出来る保育を行っています。
 木川幼稚園では、けじめをつけて、静と動をうまく切り替えれるお子さんに育てる事を目標に、園庭では、汗をかく程、思い切り元気いっばい遊び、保育室に入れば、さっと集中して活動に取り組めるような、静と動をうまく切り替えて、けじめがつけれる態度を養っています。
 在園児さんや、卒園児さんに聞いて頂ければよくわかりますが、思いきり遊び、思いきり色々な活動に集中する保育を行っています。幼稚園に登園すれば、様々な事を経験する毎日で、楽しい充実した生活を送っています。